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レザークラフト初心者は【革はぎれ】を買わない方がいい理由とは?

これから、レザークラフトを始めようとしている方まさか【はぎれ】を購入して練習をしようと考えていませんか!?

今回は、これからレザークラフトを始めたいと考えている方に【はぎれ】が向かない理由をご紹介していきます。

おすすめの革についても紹介しているので、どうぞ最後までお付き合いください。

 

 

はぎれとは?

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レザーを使う際は、大きな革を型紙に合わせて裁断していきます。その際に出たあまりの革を【はぎれ】といいます。

価格が通常の革と比較するとリーズナブルなので、初心者の練習向けと言われています。

 

初心者に【はぎれ】がおすすめできない理由

ここからは【はぎれ】を購入してレザークラフトを始めた私の実体験をもとに、初心者にはおすすめできない理由をお伝えしていきます。

ちなみに私はこちらのはぎれを購入して、レザークラフトをはじめました。

 

はぎれがおすすめできない理由
  1. 小物しか作れない
  2. 革の厚さ問題
  3. クロム鞣しに注意

 

小物しか作れない

はぎれは、リーズナブルな価格で購入することができる一方でサイズにバラツキがあり、型をとるのが難しいです。

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キーホルダーといった小物であれば良いですが、カードケース・キーケースといったパーツを組み合わせた作品は作ることが難しくなります。

革の厚さ問題

革の厚さ】は、作品の見栄え・使い勝手・作りやすさに直結するので非常に重要な点です。

一つの作品であっても、パーツによって厚みを調整する必要があります。

(例)財布を作る場合
  • 外側の革の厚さ:2mm

  • 内側のカードポケット:1mm

  • コインケース:1.5㎜

 

はぎれの場合、サイズと同様、厚さもバラバラなので、複数パーツの作品は作るのが難しいです。

また、2㎜厚以上の革は、カットの際に力が必要になり、曲がってしまったり、手を切ってしまったりと危険です。

作品に合わせて、厚さ調整(すき加工)をした革を購入した方が、作りやすく、結果的に上達も早くなります。

 

クロム鞣し(なめし)に注意

天然の皮をレザークラフトで使えるようにするために【なめし】という加工をします。方法はいくつかありますが【タンニン鞣し・クロム鞣し】が代表的です。

なめしの特徴については、割愛しますが、主にレザークラフト用で使われているのは【タンニン鞣し】です。

こちらの商品のように、はぎれにも、しっかりとタンニン鞣しという記載があればよいですが、なめしの記載が無く、届いたらクロム鞣しだったということももあるので注意が必要です。

ポイント!
クロム鞣しでもレザークラフトはできますが、コバ処理が難しく、初心者には扱いにくいので、はぎれ以外でも革を購入する際は注意しましょう。

 

初心者におすすめの革は?

はぎれが初心者に向かない理由を紹介してきましたが、ここからは初心者におすすめの革をご紹介していきます。

栃木レザーのB級品

レザーマートでは、有名な栃木レザーをB級品ということで、約25%OFFの価格で購入することができます。

在庫があれば、サイズ・厚み・カラーも指定することができるので、とても扱いやすく、初心者にはおすすめです。

ポイント!
B級品なので、しわ・傷などはありますが、見えない箇所に使用したり、自分の物を作るのであれば、中級者にもおすすめです。

 

良い革を使うことが上達への近道

レザークラフトは、数をこなしていけば必ず上達していきます。

しかし、お金にとらわれて、はぎれを購入してしまうと、上手に作れずに挫折してしまうこともあります。

せっかく趣味として、レザークラフトを楽しむのあれば、少し良い革を使い、納得のいく作品を作ってみてはいかがでしょうか。

 

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