クラフト系の趣味として人気なレザークラフト。
インターネットの普及により【minne】などハンドメイド製品を販売できる環境も整い、趣味兼副業としてやってみたいという方も多いと思います。
しかし、理想はあくまでも理想。現実は甘くありません。
今回はレザークラフト歴3か月の私が、これからレザークラフトを始めたいと思っている方向けに現実をお伝えします。
レザークラフトはお金がかかる趣味
レザークラフトを始めて、3か月が経ち、以下のような作品を作ってきました。
- カードケース
- レザートレイ
- スマホケース
- ブックカバー
などなど
まだ大した作品は作っていませんが、これまでにかかった費用の合計金額が、
約3万2千円
です。
そんなにかかるのと思った方もいらっしゃると思いますので、内訳をご紹介していきます。
道具にかかった費用:約27,000円
レザークラフトには、専用の道具が必要になります。代替できるモノもありますが、一から揃えるとなると、1万円以上は覚悟しましょう。
初期費用:約13,000円
内訳
購入品 | 金額 |
手縫い針 | ¥198 |
トコノール | ¥594 |
菱目打 4本目 | ¥935 |
菱目打 2本目 | ¥825 |
ロウビキ糸 | ¥363 |
丸錐 | ¥473 |
ゴム板 | ¥1,210 |
ビニプライ | ¥2,420 |
へりおとし 0.8㎜ | ¥1,045 |
曲尺 | ¥246 |
ハンマー | ¥678 |
別たち | ¥439 |
ガラス板 | ¥999 |
ボンドエース | ¥352 |
ドレッサー ※必須ではない | ¥574 |
ディバイダー | ¥1,300 |
ミニロウ | ¥257 |
やすり | ¥100 |
合計 | ¥13,008 |
追加費用:約14,000円
作りたい作品や作品のクオリティをあげるため、道具はいくらあっても足りません。
私は始め購入した道具の他に以下の道具を追加で購入しました。
内訳
購入品 | 金額 |
へりおとし 1.0mm | ¥2,090 |
木製へりみがき棒 | ¥880 |
バネホック 小 | ¥297 |
ホック打ち 小 | ¥550 |
ハトメ抜き 15号 | ¥495 |
ハトメ抜き 7号 | ¥462 |
万能打ち台 | ¥1,430 |
アルコールランプ ※必須ではない | ¥1,044 |
アルコール ※必須ではない | ¥400 |
カタメール ※必須ではない | ¥660 |
ふち捻 ※必須ではない | ¥6,000 |
合計 | ¥14,308 |
素材にかかった費用:約5,000円
道具を揃えても、革が無ければレザークラフトはできません。
革製品を購入することと比べれば安価ではありますが、革の代金も費用がかさむ原因になります。
内訳
購入品 | 金額 |
栃木レザー 15×30㎝ | ¥1,440 |
栃木レザー はぎれ | ¥1,200 |
牛側 はぎれ | ¥2,500 |
合計 | ¥5,140 |
その他にかかる費用
道具の整備
作品を作る上で、へりおとし、別たちの切れ味はとても重要です。
切れ味を保つために、ピカールで砥いでいます。ピカール以外だと青棒などを使います。
収納ボックス
レザークラフトは、道具の数が多いため収納用のボックスがあると便利です。100均などでも購入できます。
照明器具
部屋の電気だと陰ができてしまい、細かな作業がしにくいことがあります。いらないスマホなどを使用してもよいですが、デスク用の照明があるとより良いです。
道具を購入するなら一気に購入した方がお得!?
近くにレザークラフトのショップがあれば別ですが、ネットで道具を揃える場合、ある程度まとめて購入した方が送料を抑えることができます。
特に、バネホックやジャンパーホックは、最初のうちは必要ありませんが、作品の幅を広げるためには必須です。そのため、先に購入しておくことをおすすめします。
革もまとめて購入しよう
送料を節約するため、革もある程度まとめて購入しましょう。
1作品ごと購入するのではなく、3作品分をまとめて購入することをおすすめします。
初心者キットを購入した方がお得なのか?
初心者キットは、各メーカーやショップから販売されていますが、あんまりおススメではありません。
安価ではありますが、出番のない道具が入っていたり、100均で購入できるであろう、カッターやハンマーが入っていたりと微妙です。
すぐに始めたい人以外は、しっかりと道具についての知識を深め、自分にとって本当に必要な道具のみを購入することをおすすめします。
あくまで趣味としてレザークラフトを楽しもう
お金のことを考えなければ、レザークラフトは楽しくて仕方がないです。
自分で型紙を作成し、自分で革から作品を作れたときの達成感には変えられないモノがありますよ。
道具を代用し、安い革を使えばもっと安くレザークラフトができるかもしれませんが、せっかく趣味として続けるのであれば、自分がしっかりと満足できる、道具・革を購入することをおすすめします。