2022年4月より男性の育児休業取得を促進するため、企業が個別に周知し取得を促すことが義務付けられました。これにより、今までよりも男性が育休を取得しやすい環境が整いつつあります。
しかし、男性が育休取得をためらう原因の一つに【お金】の問題があります。
育児休業期間中は無給となるので、給付金が支給されますが【いくらもらえるのか・いつもらえるのか】と不安なこともありますよね。
今回は、実際に1か月半育休を取得した私が【給付金の金額・支給された日】の詳細をお教えいたします。
育児休業給付金の支給額はいくらだったのか?
1か月半の育休の給付金の金額
私が休業したのは37日間でしたが、以下の通り給付金が支給されました。
- 30日分:171,285円
- 7日分 : 39,966円
合計:211,251円
育児休業給付金には、所得税や住民税がかからないため額面全てをいただくことができました。
育休前の手取り金額と比較
- 育休前の手取り月額:199,000円(平均)
- 育児休業給付金月額:171,285円
これだけ支給されるのであれば、男性も育児に専念することができるのではないでしょうか。
育児休業給付金の計算方法
育児休業給付金は、以下の計算式で算出することができます。
休業開始時賃金日額とは?
育児休業開始前6か月間の総支給額(保険料等が控除される前の額)を180で割った金額になります。こちらに、ボーナス(賞与)は含まれません。
私の場合の計算
- 育休開始前の6か月の給料の合計:約155万
- 休業開始時賃金日額 :155万÷180 = 8,611円
育児休業給付金 = 8,611(円) × 37(日)× 67% = 213,466円
今回支給された金額が211,251円だったので、ほぼ計算通りとなりました。
育休に入った日や会社の給与の締日の関係で、金額に誤差が出ることがありますが、そこまで大きな差額にならないと思います。
※重要※ 育児給付金の上限額について
育児休業給付金には以下の通り上限額が設定されています。
- 育休開始から6か月以内(支給率67%) :305,721円
- 育休開始から6か月経過後(支給率50%):228,150円
月の給料の平均が456,300円以上の場合が対象となります。上限以上の金額は支給されないので気を付けて計算しましょう。
育児休業給付金はいつ支給されるのか?
出産日から5ヶ月後に支給された
- 出産・育休開始:2021年1月中旬
- 給付金の支給 :2021年6月後半
いつ支給されるのかは調べていなかったこと、また人事部からも特に何も言われていなかったのでとても不安でした。
私の場合、上記の日数でしたが申請が遅くなるとその分支給も遅くなる可能性があるので気をつけましょう。
一般的な支給日はいつなのか?
厚生労働省のHPに育児休業について詳細が載っていますが、振込時間に関しての明記は見つかりませんでした。
様々な方の経験談をみると、出産から4~5ヶ月後に支給されることが多いようです。
そのため、半年以上の生活費を準備しておけば安心して育休に入ることができますね。
男性も育休を取得して積極的に育児をしよう
お金より育児を優先させたいという考えのもと育休を取得しましたが、意外と多くの給付金が支給されました。
これだけもらえるということが分かれば、そこまでお金の心配をしなくても済みそうですね。
育休を取得しなくても育児はできますが、育休を取得することで育児の時間が増えることは確かです。
一生のうちで取得できるチャンスもわずかしかありませんので、この際思い切って取得してみてはいかがでしょうか?
関連記事になりますが、私の育休取得時の経験を基に申請方法など詳しく解説してあります。
ご相談などございましたら、お気軽にお問い合わせください。