ぱんまんブログ

スノーボードインストラクターは難易度が高い!?資格の難易度・最短ルートをお伝えします。

ウィンタースポーツの代表といえば【スノーボード】です。

スノーボードの指導を仕事しているのが【スノーボードインストラクター】です。

冬の副業としても人気がありますが、どうしたらインストラクターになれるのか分かりにくいです。

今回は、JSBAのC級インストラクターの難易度と資格取得までの流れを解説していきます。

 

◆記事の信頼私は、2019年度にJSBA C級インストラクターを取得し、現在非常勤インストラクターとして働いています。

本記事は、【JSBA(日本スノーボード協会) C級インストラクター】を対象として書いております。

 

スノーボードインストラクターの難易度について

結論:検定の滑りを練習すれば、難しくはない


インストラクターになるには【バッジテスト1級の取得】が必要になります。

バッジテストでは【JSBAの基準に基づいた滑り】をする必要があります。

カービングがキレキレでも、グラトリ720回れても、JSBAの基準に基づいた滑りができなければ、不合格になります。

インストラクターになるのを諦めてしまう方は、バッジテストが原因の場合が多いです。

 

インストラクターになる最難関【バッジテスト】とは?

バッジテストは、1級~5級までのレベルごとにスノーボードの技術をチェックする認定テストです。

インストラクターになるためには【1級】に合格する必要があります。また、1級を受験するには【2級】に合格していないといけません。

 

2級バッジテストの内容

2級バッジテストでは、以下の3種目を滑ります。

  • フリーライディング
  • ベーシックカーブ ロング
  • カービングターン ショート

 

ベーシック?となった方もいると思いますが、なんとなくでもベーシックカーブが理解できていないと合格するのが難しいです。

実際、受験される方を見てきて、ベーシックカーブを知らないという方は、不合格になる場合が多いです。

ポイント!
ベーシックカーブは、文字だけでは伝えにくいため、バッジテストを行っているスクールに行き、バッジ対策を受けるのが一番効率が良いです。

 

検定方法について

検定方法には、下記の2種類があります。

スキルチェック式
  • 検定種目を各1回ずつ滑り、合否を判断する
  • 一発勝負
  • 一度でもミスをすると即減点につながる

 

レッスンチェック式
  • レッスン(2時間程度)の中で技術を見極め、合否を判断する 
  • ミスをしても、総合的な技術があれば、合格の可能性がある
 
レッスンチェック式は、 2019年から導入された検定方法です。
実際に検定を見ていると、一発不合格ということが無いため、レッスンチェック式の方が合格される方が多いです。

 

スノーボードインストラクターになるには!?

ここからは、バッジテストの受験やC級インストラクターの講習会の参加など、インストラクターになるための手順を解説していきます。

 

イントラ受験をする際に必要な資格について

  受験者の資格
C級インストラクター JSBA会員であること
申込日までに満18歳以上
バッジテスト1級を所持していること
規定の救急法講習会を修了していること
バッジテスト 1級 JSBA会員であること
バッジテスト2級を所持していること
バッジテスト 2級 JSBA会員であること
バッジテスト 3~5級 誰でも受験可能

※救急法講習会は、C級インストラクター認定講習会当日に受講できます。

 

イントラになるための、最短ステップ

STEP

JSBAの会員になる

STEP

バッジテスト2級を取得

STEP

バッジテスト1級を取得

STEP

C級インストラクター認定講習会を受講

 

1 JSBAの会員になる

JSBAの会員にならないと、バッジテストが受験できません。

何はともあれ、会員登録からになります。こちらのページから、簡単に入会することができます。

 

◆注意◆
入会後、毎年8月に更新手続きが必要になります。
更新手続きは、途中入会であっても、8月に更新しないといけません。
シーズン終わりに新規入会すると、すぐに更新となってしまうので、入会時期には気をつけましょう。

 

2 バッジテスト2級を取得

STEP
バッジテストのスケジュール確認
バッジテストは常時開催されていないので、こちらから、スケジュールを確認しましょう。
STEP
集合時間などを直接連絡して確認
その際、試験方式(スキルチェック・レッスンチェック)の希望を伝えましょう。
また、初受験の場合、事前講習が必要です。
午前:事前講習、午後:バッジテストを行うことが多いですが、連集合時間等は確認しておきましょう。
STEP
スクールで申込み
申し込みは、当日スクールに行き行います。
その際、JSBAの会員証の提示が必須になります。
STEP
事前講習
レッスンチェック式・2回目の受験の場合は、必要ありません。
STEP
バッジテスト本番
人数が多いと、待ち時間が多く、体が冷えてしまいます。
カイロなどを持って行き、体が冷えないようにしましょう。
STEP
合格発表
大抵、1時間ほどで合格発表になります。
その間は、フリーで滑走していて問題ありません。
STEP
合格の場合、認定料を支払う
認定料を支払えば、後日資格証が届きます。
WEBの場合、WEB資格証になります。
 

3【最難関】バッジテスト1級を取得

バッジテスト1級も2級と同じように受験します。

種目内容が異なり、求められる技術レベルもあがります。

ここで、挫折される方がとても多く、イントラになるための最難関ポイントと言えます。

 

私は、2か月間のうちに、3回不合格を経験し、4回目でギリギリ合格することができました。

 

4 C級インストラクター認定講習会

C級インストラクター認定講習会の流れ
STEP
こちら からスケジュールを確認し、申込を行う
規定の救急法講習会を受けていない場合は、同時に申し込む
STEP
後日テキストが送付
小テストや、講習会当日の宿題が出る場合があるので、読んでおきましょう。
STEP
STEP
当日会場へ行き、受付を行う
JSBAの会員証・バッジテスト1級の資格証が必要です。
WEB会員の場合、WEBの会員証で大丈夫です。
STEP
1日目AM:救急法講習会
救急法講習会を終了している方は、必要ありません
STEP
1日目PM~2日目 C級イントラ講習会
小テストを行う場合があるので、予習しておきましょう。
1日目が終わると宿題が出ることがあります。
 
小テストの内容

毎回小テストがあるかは不明ですが、私が受講した際は、以下の内容が出題されました。

JSBAスノーボード教程のプロローグからの出題でした。
なぜ、スノーボードが曲がるのか。リーンアウト、荷重・抜重などは、最低限理解しておきましょう。 
 
宿題の内容

宿題の内容は、指導中のトラブル対応を考えるというものでした。

例えば【前向きで立てない人がいますが、どう教えますか?】といった問題です。

正解はありませんが、考えるのに時間がかかりました。

また、問題数も20問ほどあるので、日が変わるまでかかってしまいました。

 

インストラクター資格を取得した後は?

  1. スノーボードスクールに所属
  2. インストラクターデビューに向けて

 

1 スノーボードスクールに所属

副業としてインストラクターをする場合、スノーボードスクールに所属するケースががほとんどです。

スクールごと、出勤回数など定められている場合があるので、気になるスクールに問い合わせてみましょう。

ちなみに、バッジテストを受験したスクールに所属するケースが多いようです。

 

2 インストラクターデビューに向けて

スクールに入ってからの大まかな流れは以下の通りです。なかなかレッスンするまでにやることがあり大変です。

 

STEP
初心者レッスンを覚える
挨拶、道具の説明、リフトの乗り降りの方法などを覚えていきます。
他のイントラに初心者役をやってもらい、実践で覚えていく場合もあります。
STEP
先輩の初心者レッスンについていく
実際に初心者レッスンについてき、補助をします
補助とは言え、お客様からすれば、イントラに変わりありません。
自分が教えているつもりで、ついていきましょう。
STEP
仮で初心者レッスンを受け持つ
先輩についきてもらい、初心者レッスンを受け持ちます。
ここで、問題なければ、一人立ちすることができます。
STEP
インストラクターデビュー
イントラデビュー後は、徐々に上級のレッスンなどを習っていくことになります。

 

これで、やっとイントラとして働くことができるようになります。 

こちらでは、実際どんな仕事をするのかをご覧いただけます。

また、気になる給料情報もこちらからご覧いただけるので、ご参考にしてください。