ぱんまんブログ

検査で見つかりにくい【血糖値スパイク】放置するとやばい!?

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最近なんだか、頭が痛いなぁ。

ご飯はたべてるんだけど、お腹いっぱいにならないなぁ。

あとなんにも集中できないなぁ。

もしかすると、それ【血糖値スパイク】が原因かもしれませんよ!

放置しておくと、最悪死の危険性もある血糖値スパイクとはなんなのか。

また、どうしたら予防できるのかをまとめてみました。

先程のような症状がある方は、是非最後までお付き合いください。

血糖値スパイクとは?

【血糖値スパイク】とは、食後の短時間の間に血糖が急上昇し、その後、急降下する状態のことをいいます。

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血糖値スパイクのやっかいなところが、空腹時の血糖値は健康な方とほとんど変わりないということ。

血糖値を検査する場合、空腹の状態で測定することが多いため、食後に起こる高血糖状態を、見逃してしまうことがあります。

そのため隠れ糖尿病】とも言われています。

ポイント!血糖値スパイク発見するには、糖負荷試験といった専用の検査や、食後に血糖値を測定すればよいのですが、自覚がないことが多いので発見が難しいのです。

血糖値スパイクを放置すると

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2型糖尿病に進行するリスクがある

急激に上がった血糖値を下げるため膵臓からインスリンという血糖値を下げるホルモンが多量に分泌されます。

これが繰り返されるうちに、膵臓の細胞がダメージを受け、2型糖尿病へ進行する可能性があります。

認知症動脈硬化の進行!?

インスリンの過剰分泌は、認知症を進行させる原因になります。

また、血糖値の急激な変動により、血管壁がダメージを受け、動脈硬化が進行します。

結果、心筋梗塞脳梗塞などを引き起こす原因になってしまいます。

血糖値スパイクの症状とは?

知らぬ間に進行してしまう可能性のある、血糖値スパイク。
手遅れになる前に抑える必要があります。
血糖値スパイクの症状は、食後の血糖値の急上昇・急降下の際に現れます。
◆食後にこのような症状があったら注意しましょう◆
  • 強い眠気
  • なにをしても集中できない
  • 頭が痛い
  • しっかりと食べているのに、お腹が空いている
 

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なぜ、血糖値スパイクになってしまうのか?

血糖値スパイクの原因は主に食事の内容と食べ方にあります。

下の図の内容は、全て血糖値スパイクの原因になり得るものです。

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1.清涼飲料水をよく飲むと

ジュースなどの清涼飲料水は、糖分を大量に含んでいます。

そのため、体内への吸収スピードが速く、血糖値の急上昇を招くことあります。

2.早食いをすると

血糖値の上昇にインスリンの分泌が追いつかなくなります。

結果、食べても満腹感が得られにくく、食べ過ぎの原因になります。

3.炭水化物の重ね食べをすると

炭水化物は糖分を多く含んでいます。

重ね食べ(ラーメンと炒飯など)をすると、糖分を取り過ぎてしまいます。

1品をサラダなどの野菜に変えることができるとベストですね♪

4.空腹時からドカ食いをすると

インスリン膵臓から分泌されますが、空腹時間が長くなると、分泌を「忘れる」という現象がみられるといいます。

その状態でドカ食いをすると、さらに血糖値が急上昇し、まさにダブルパンチになってしまいます。

5.コンビニ食を食べすぎると

コンビニ食は、濃い味付けや、炭水化物がメインになることが多いです。

そのため、コンビニ食を食べ過ぎると、血糖値の上昇を招く可能性があります。

また、濃い味付けは、血糖値に加えて、血圧の上昇にもつながるので注意が必要です。

以上、5つの項目より当てはまる項目が多いほど、血糖値スパイクになるリスクが高まります。

今日からでも遅くありませんので食生活を見直していきたいですね。

血糖値スパイクの予防

最後に、血糖値スパイクの予防・改善についてです。

日々の生活習慣(食事の内容・運動の習慣)の改善が一番の予防になります。

今回は食事の方法にスポットをあててみました。

食事の方法で大事なのは、こちらの3つ。

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1.ベジファースト

ベジファーストとは、

①汁物や野菜類

②おかず(肉や魚など)

③ごはん・麺など(炭水化物)

の順番でご飯を食べることです。

汁や野菜はご飯に比べて糖分が低く、先に食べることで急激な血糖値の上昇を予防することが期待できます。

食べ方だけなので、今からでもすぐに実行できる予防法です。

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2.朝昼晩と食事を抜かないで食べる

血糖値スパイクの原因でも触れたように、空腹の時間が長いと血糖値スパイクのリスクが高まります。

頻繁に朝を抜いてしまう、お昼を食べる時間が無かったなど、食事を抜いてしまうと空腹時間が長くなります。

毎食しっかりと食事の時間を確保することが予防につながります。

※朝食は食べない等が習慣になっている場合は、この限りではありません。

3.よく噛んで食べる

よく噛んで食べることで、満腹中枢とよばれる神経が刺激されます。

満腹中枢が刺激されると、人はお腹がいっぱいと感じることができます。

そのため、食欲を抑制することができ、食べ過ぎを防止することができます。

よく噛んで、ゆっくり食べることは、血糖値の急上昇を予防するだけでなく、ダイエットにも効果があります。

まとめ

隠れて進行しているかもしれない血糖値スパイク。

日々の生活習慣もですが、主に食事の方法などを見直すことが予防につながります。

将来的に健康で楽しく過ごすため、見直してみてもいいかもしれませんね。