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私は、2人目の子供が誕生した、2021年1月から、7週間の育休を取得しました。
男性の育休取得者は増加傾向にありますが、まだまだ浸透はしていません。実際、私の会社も男性職員のほとんどが育休を取得していません。
そんな中、なぜ私は育休を取得したのか。
また、育休を取得する際にぶつかった壁についてお伝えしていきます。
育休取得時の私の状況
こちらは、育休を取得した際の私の基本情報です。
- 年齢:30歳
- 家族構成:妻、娘(1歳)、妻の両親
- お家:妻の実家
- 仕事:日勤帯(8:30~17:00 残業なし 土日祝休み)
- 年収:400万
妻の両親は、2人とも仕事をリタイア済みで、ほとんど家にいるため、毎日娘の面倒をよくみてくれます。
正直、育休を取得する必要が無いくらい恵まれた環境でしたが、私は育休を取得しました。その理由は以下の通りです。
育休を取得した理由とは?
- 妻に無理をさせたくなかった
- 娘に寂しい思いをさせたくなかった
- 自身の体調管理のため
- 妻の両親に娘を任せきることが難しかった
詳しく解説していきます。
妻に無理をさせたくなかった
出産後の体は、交通事故相当のダメージがあると言われています。回復にかかる期間を産褥期といい、個人差はありますが、6週~8週かかります。
産褥期に無理をすると、以下のようなリスクがあります。
- 骨盤が歪み、腰痛・肩凝り・むくみなどにつながる
- マタニティブルーの症状が強く出てしまう
体や精神的にダメージが残る中、お母さんは授乳、おむつ替え、赤ちゃんのお世話とやらなければいけないこともあります。
そんな状況下の妻に、娘の面倒や家事をしてもらう訳にはいきませんよね。
いくら、両親がいるとは言え、限界があると感じ私も育休を取得しました。
娘に寂しい思いをさせたくなかった
下の子が産まれると、どうしてもママは下の子につきっぱなしになります。
仕方がないことですが、娘からすれば、どうしてという感じですよね。
幸い、妻の両親もいるので寂しい思いは少ないかもしれませんが、私も育休を取得して、娘の心のケアができればなと考えました。
自身の体調管理のため
育休を取得することは、妻・娘のためだけではなく、自分自身のためでもありました。
娘が産まれた際は、育休を取得しなかったのですが、毎日寝不足状態で仕事・家事をしていました。結果、ストレスから全身のかゆみや頭痛に悩まされてしまうことがありました。
そのため、今回は自分自身の体調を管理することも目的でした。
妻の両親に娘を任せきることが難しかった
娘のお世話は、妻の両親にも協力してもらっていましたが、一緒に遊んでもらう程度でした。食事の準備もおむつ交換もしたことがなく、「私たちじゃ無理かもしれない…」と言われてしまいました。
甘いと思われる方も多いと思いますが、以上の理由で私は育休取得を決意しました。
育休取得に立ちはだかる壁
まだまだ社会的に男性の育休は浸透していません。そのため、取得までにいくつかの壁にぶつかりました。育休取得をお考えの男性であれば、いずれぶつかるかもしれませんので、事前に対策を練っておくことをおすすめします。
- 会社の周囲の目
- 仕事の引継ぎ
- 申出方法がわからない
- 育休中のお金
会社の周囲の目
会社では数人育休を取得する男性がいましたが、私の部署では、私が初めての取得者でした。そのため、取得を決意するまでには葛藤がありました。
- 男のくせに育休取るのかよ
- みんな大変なのに自分だけ休むのかよ
- 昇進はなしだな
こんな風に思われているのかなと、何度も考えました。
結局、皆さんがどう思っているのかはわかりませんでしたが、家族あっての仕事という考えがあるので、育休を優先しました。
受け持っている仕事の引継ぎ
7週間の休みの間の仕事を別の方に引き継いだのですが、引継ぎ作業がとても大変でした。
私がお願いして、休みをいただく以上、代わりの方が困らないよう準備をしました。普段の業務もあったので、ほぼ時間外での作業となりました。
- 引継ぎマニュアル
- 7週間の業務リスト・スケジュール表(いつ、何をするのか)
- 関係業者・部署への挨拶
申出方法がわからない
部署には、男性の育休取得者がいなかったのでどうやって、申出をしたらよいのか、全然わかりませんでした。
結局、会社の諸規定を読みこんで、申出の方法などを調べて、申出を行いました。その後、知ったのですが人事の担当部署に相談すれば、即解決だったようです。
ちなみに、申出~育休開始までの方法はこちらでまとめてあります。
育休中のお金が心配
育休中は給料が出ません。また、ボーナスや退職金の査定にも影響を及ぼす可能性があります。
そのため、お金の面が心配でした。しかし、育休中は【育児休業給付金】といって、育休前の給与の67%が支給されます。加えて、社会保険料や税金も免除されるので、生活に困るということはありません。
育休の申出・報告はドキドキ
育休の申出
育休の申出は、直属の上司に行うのですが、部署初だったこともあり、緊張してしまいました。跳ね返されてしまったらどうしよう・喧嘩になったらどうしようなど、言い出す1週間前から、気が休まりませんでした。
しかし、会社でのパワハラ勉強会などのおかげもあり、申出当日は、何も言われることがなく、淡々と受理していただけました。
育休の報告
最後の壁は、部署の皆さんへの報告でした。
報告の際は緊張のあまり、何を行ったのか覚えていませんが、皆さんの反応は予想に反するものでした。
- どうせなら、もっと申請期間長くすれ良かったじゃん!
- よく、育休決意したね!がんばれ!
- 休める時に、いっぱい休んでおいたほうがいいよ!
などの、温かい言葉の数々をいただきました。
本当に恵まれているなと皆さんに感謝し、育休の申出がすみました。
全員が、私のようにすんなりと育休を取得できるわけではないと思いますが、是非取得を検討中の皆さん、頑張りましょう。
私で良ければ、経験者としてご相談にも乗れますので、お問い合わせください。