ぱんまんブログ

たばこを吸っていないから大丈夫。ではない! 家族を守るため、サードハンドスモークに注意したい

サードハンドスモーク

あまり聞きなじみのない言葉ですが、サードハンドスモークによって、自身がたばこを吸っていなくても誰かに被害を与える可能性があります。
また、たばこを吸うときは外で吸ってるから大丈夫と思っている方も知らぬ間に誰かに被害を与えているかもしれません。
子育てをしている身として、自身の子供に知らぬ間に害を与えないよう調べてみました。どうぞお付き合いください。

サードハンドスモークとは?

たばこの煙の種類

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たばこの煙の種類には、上記のようなものがあります。

①主流煙
なんとなく私も聞いたことがある言葉ですが、主流煙とは、たばこの吸い口から出る煙のことです。たばこを吸っている方の肺に入ります。
ちなみに、吐き出した煙は、呼出煙といいます。
むかし、親にふーっとかけられたことがありますが、今考えると恐ろしいです。

副流煙
たばこから、もくもくと出ている煙。
主流煙よりも、体にとっての有害物質を多く含んでいます

③環境たばこ煙
副流煙と呼出煙を合わせたものをいいます。

たばこを吸っていない方でも、環境たばこ煙のせいで有害物質の影響を受けて
しまいます。このことを、受動喫煙(セカンドハンドスモーク)といいます。受動喫煙は、なんとなく聞いたことがある言葉ではないでしょうか。ちなみに、受動喫煙によって、ぜんそく症状の発生・悪化などに事例もあるそうです。

 さてさて、ここまでですと、たばこの煙によって被害を受けるのは、
①たばこを吸っている本人(これは仕方がない)
②たばこを吸っている人の周りの人 
ということになります。しかし、たばこの煙による、害はこれだけでは収まりません。

 

サードハンドスモーク(残留受動喫煙、三次喫煙)

さて、ここからが本題です。
たばこを吸うと、吸っている人・周りの人の髪の毛や服に有害物質が付着します。家や車の中でたばこを吸う場合は、家の壁や床、車内にたばこから出る有害物質が付着します。
たばこを吸ってきた人や、喫煙室から、独特な臭いを感じたことがありませんか?
あの臭いの正体はたばこの有害物質の臭いなのです。
その有害物質に触れることで、被害を受けてしまうことを、サードハンドスモークと言います。

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冒頭にもありますが、自分はたばこを吸っていないから大丈夫というわけではないのです。
周りの誰かがたばこを吸っていれば、自分が吸っていなくても、髪・服・皮膚などにたばこの有害物質が付着してしまうのです。
そのまま、帰宅するということは、家に有害物質を持ち帰ることと同じです。
帰宅後すぐに、シャワーを浴びる。着替えるなど対策しなければ、家族にまで被害をもたらしてしまいます。
また、たばこ吸う方も、部屋の外でたばこを吸っているから大丈夫と考えるかもしれませんが、自分自身に有害物質が付着していることを忘れてはいけません。
特に、赤ちゃんや子供がいる家庭では、子供の喘息のリスクなどが高くなる事例もあるので特に注意が必要なのです。

 

結果、たばこの煙によって害を受けるのは、

①たばこを吸っている本人(これは仕方がない)

②たばこを吸っている人の周りの人ではなく、

→②たばこを吸っている人の周りの人と、更にその周りの人

が正解になります。

兎にも角にも、たばこは吸わないに越したことありませんが、喫煙者にとって、やめることは難しいことかもしれません。(私がスノーボードをやめろと言われたら絶対に嫌だというのと同じです。)

ただ、周りの方にも被害を与えるということだけは、念頭に置いていただき、たばこを吸う際の服を別途用意しておく、吸ったらシャワーなど対策を考えてみてもよいかもしれません。

私自身、今年はコロナウイルスのせいで、忘年会などありませんが、例年は忘年会があり、そこでは皆さんタバコを吸っています。酔っぱらって帰って、嫁に服がたばこ臭いと言われたことも何度もありますが、これからは怖くて嫁・子供には触らせたくありません。

もし、これから忘年会という方は、対策を考えてから行くようにしましょう。